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メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・7 <2007.11.21>

「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の血管病変の基・・7・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・1

 動脈硬化性疾患の発生には、中胚葉性由来の細胞、器官に由来していると、前回までに取り上げてきました、発生学的な検討から明らかになったと思います。

 次に、問題となるのが、酸化ストレス・慢性炎症発生の機序となります。

 メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)による動脈硬化性疾患の危険因子としての概念は、耐糖能異常から始まり、続いて、肥満が問題となり、内臓脂肪の蓄積によるサイトカインのアディポカイン(アディポサイトカイン)の分泌異常が、よりキーとなるとなりました。

 そのアディポカインの分泌異常は、酸化ストレス・慢性炎症を誘発して、脂肪細胞・組織、血管内皮細胞・血管壁が障害を受けることから, 動脈硬化性疾患の初期変化が始まることが明らかとなってきました

 酸化ストレス・慢性炎症の持続によって、脂肪組織、血管壁のリモデリングが誘発される一連の過程が動脈硬化性疾患の病態だと明確になってきたのです。

 以上より、動脈硬化性疾患の発症は、持続的な酸化ストレス・慢性炎症を如何に抑制、コントロールするかにあると判ります

 動脈硬化性疾患は、まず、血中総コレステロール中心に考えられてきました

 しかし、今や、血中総コレステロール値は、動脈硬化性疾患の予防にあって、診断基準から外されてしまい、「高脂症」の病名は『脂質代謝異常』と改められる変遷をしました

 つまり、動脈硬化性疾患の初期過程での重要性は無いと判定されたのです

 巷では、連日、耳にしたほどの“血液サラサラ”、“血液ドロドロ”は、使用を禁止されるほどの変化を遂げました

 コレステロールについては、BMIともども、今や、低コレステロール、痩せに伴なう障害に問題は移っているのです

 次には、「LDL-コレステロール値」の量的な高低では、診断基準としての意味が怪しくなり、質的な意味があるような酸化LDLや酸化を受けやすいsmall dence LDLやレムナントリポ蛋白などの測定値が、診断基準マーカーとなると予想できます

 肥満についても、次のような課題があります。

 肥満度のパラメータのBMIが、19以下の男女いずれにあっても、死亡率は、30以上の男女より高くなるのです

 そして、BMIが25以下の人達が、高血圧などの危険因子がある場合には、動脈硬化性疾患による心疾患死亡率は、25以上の人達より高いとの調査、報告もあります

 つまり、動脈硬化性疾患は、肥満者の腹囲基準の設定のcmの問題だけでは無理があるのです。

 それ故に、動脈硬化性疾患の初期予防を目指す、メタボリックシンドロームにあってのわが国の診断基準にある「肥満を必須項目」とするには、最早、無理があることは明らかです

 そこで、動脈硬化性疾患の誘引として、より上流的な原因として、持続的な酸化ストレス・慢性炎症がキーとして浮かび上がり、その病態を示しているパラメータが求められているのです。

 現在のところ、高感度CRPが、有力なパラメータとなっているのです。

 その背景として、メタボリックシンドロームの初期反応として、酸化ストレス・慢性炎症の促進役を果たす脂肪細胞・組織の病体について、まず、理解しておく必要があると判ります

 (楽天、ミクシイでは『低コレステロールを改善する元祖・・108・・「脳力」は、「抗加齢力」に通ず・・17・・わが国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量が増してから、心疾患、脳血管疾患死亡率は減少を続けている・・14・・健康イキイキ選択の人類史・・7・・ホモ属の創造性ある知恵の発展史・1』を話題としています)

 (Googleでは『オタピーラプソディー; 「脳力」は「健康力」を・・5・・「健康力」の常識は変わっている・・4・・メタボリックシンドロームの概念、キーとなる診断基準は変わっている: 耐糖能異常・・>肥満・・>酸化ストレス・慢性炎症へ・・1』を話題としています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯: 日常茶飯の「こころ」・・35・・オタピー茶の湯は日本のグローカル文化; ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・35・・会所の喫茶・茶の湯・・4・・足利義教』を話題としています)

その他の「低コレ&ローコレ日記」シリーズ
低コレステロールの危険性 コレステロールは必要 コレステロールは『脳力』をみがく

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