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コレステロールは悪者でない・・2 <2007.9.14>

 コレステロールは、人体の構成成分と機能成分として不可欠

 コレステロールは、生体の脂質構成成分として不可欠、最重要成分なのです

 また、生体の機能成分としても、コエンザイムQ10,ドリコール、ステロイドホルモンや胆汁酸などの生理活性物質合成にとっても、必要不可欠な成分なのです

 それにもかかわらず、コレステロールが悪者扱いされた悲劇は、次の二点から始まったと私は思います

 概略的には、次のようになります。

 まず、第一は動脈硬化症の完成型にあって、粥状硬化と言われる部位に、コレステロールを中心とする脂質が動脈血管壁(内膜)に蓄積した病態が認められたこと

 また、粥腫(プラーク)と呼ばれる血管内膜の隆起状病変にも、コレステロールを主とする脂質プールが認められること

 つまり、動脈硬化性病変部位で認められるメジャー成分だと言うことです

 その病変には、同時に、泡沫細胞と称する細胞の存在があります

 泡沫細胞は、マクローファージ(食細胞)が、コレステロールを取り込み、食べ過ぎた細胞のなれの果てと言うべき細胞です。

 しかし、マクロファージは、不幸にして、脂質を食べこんでも、コレステロールを分解する酵素系がないために、ドンドン、細胞内に溜め込んでしまったために泡沫細胞状態となった残骸細胞と言えます

 言い方によっては、コレステロールを食い過ぎて、パンパンに膨れ上がった細胞なのです。

 つまり、動脈硬化症の結果的な過程で、コレステロールは分解されずに、残ってしまう悲劇があったのです

 次に、LDL−コレステロール(LDL−C)を、わが国では、キャッチコピー的に悪玉コレステロールと名づけて、その、一件判ったような流布に成功したことがあります

 実際には、酸化型LDLが問題であるにもかかわらず、LDLが悪者との概念を広げることに成功してしまったのです

 LDLが、傷ついた血管内膜を修復しようとコレステロールを運んできたら、酸化型LDL−Cが血管内膜に残ってしまったのです

 しかし、動脈硬化性疾患の初期過程として重要なのは、酸化ストレスが血管の内皮細胞を傷つけられると、血小板が集まり、凝固系が作動して、修復しようとするところから始まるのです

 言ってみれば、皮膚を傷つけ、出血すると、血小板や血清凝固成分の出動があるのと同様です。

 酸化LDLや炎症タンパクのCRPが危険なパラメーターなのです

 今日、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群、内臓脂肪症候群)が注目を集めるのは、酸化ストレスが炎症に関連するサイトカイン、接着分子の産生を促して、慢性の炎症を誘発するようになることが、動脈硬化性疾患始まりとなり、予防にとって重要となってきたからです

 内臓脂肪細胞が、アディポカイン(アディポサイトカイン)という各種のサイトカインの分泌異常にとって、大きな役割を果たしているから関心を集めるようになったのです

 肥満・痩せ、糖尿病、高脂血症、高血圧、加齢などが話題となるのは、酸化的ストレス、炎症、サイトカインの分泌異常に影響を持っているからなのです

 傷ついた血管内皮細胞を速やかに修復することが、その後の粥腫(プラーク)を作らせないためには、キーとなります

 その傷ついた血管内膜を修復するために、LDL−Cがコレステロールを速やかに運んでくることは、初期修復にとって、極めて重要なのです

 修復が完成しなければ、次から次にLDL−Cがコレステロールを運んでくるようになり、マクロファージが、消化も出来ないにもかかわらず、食い食い続けることになってしまうのです

 つまり、火事の初期消火の大切さと同様です。

 その時、低LDL−C,低コレステロールは、必要なコレステロールを補給できない危険を伴なうと判ります

 また、修復が速やかに出来なければ、血管がもろくなって出血し易くなるのです

 低コレステロールが、脳出血を増す理由が理解できると思います。

 既に、何度も紹介してきました、大櫛グループによる「コレステロール治療のガイドライン 2006.03」での低コレステロールの危険性の基準となるのです

 血中総コレステロール値<180mg/dl, LDLーC<100mg/dlは、例え、心筋梗塞などの虚血性心疾患に罹った人でも、守るような基準となっている理由です

 脳出血以外に、ガン、感染症、自殺・事故死などの予防に低コレステロールが危険なのは、コレステロール自身が持つ細胞成分としての役割にプラスして、その合成・代謝系と関連する生体重要成分が関与しているからなのです

 (Googleでは「スクアレン(スクワレン)とコレステロール代謝・・スクアレン(スクワレン)は各種疾患による低コレステロールを改善する」を取り上げています)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・・その他の人での評価」を取り上げています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・わが国での喫茶・茶の湯文化の始まり、歴史』を話題としています)

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