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コレステロールは悪者でない・・1 <2007.9.13>

 コレステロールへの認識を改めよう

 現状では、血中総コレステロール値(TCH,mg/dl)やLDL−コレステロール値(LDL-C, mg/dl)は悪者のイメージが定着して、高いことは悪いこと、好ましくないことと、今尚、思っている人は少なくありません

 しかしながら、動脈硬化性疾患の予防や診断、治療に占める位置は、大きく変わっています

 日本動脈硬化学会は、この四月には、『動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版』として、2002年以来の改定を行いました。

 その主な改定のポイントは、「高脂血症」の病名を「脂質異常症」と変更したこと、及び、TCHを予防、診断、治療の基準判定から削除したことです

 その背景には、TCH>220を高コレステロールと判定して、スタチン系コレステロール低下薬を投与しても、心血管死亡率の低下にはつながっていない、わが国の大規模臨床試験の結果にあると思います

 わが国の三大死因の心筋梗塞などの心疾患による年齢調整死亡率は、脳血管疾患による死亡と同様に、1970年頃より、今尚、減少を続けています

 しかしながら、TCHの平均値の年次推移は、男女、年齢階層別に見ても、低下しているとはいえません(厚労省・・国民健康・栄養調査報告)。

 また、TCH>240の占める%の年次推移にあっても、男女、年齢階層別の調査にあって、低下しているとはいえません

 つまりは、TCH低下によって、心疾患、脳血管疾患の年齢構成死亡率の低下が続いているとはいえないと判ります

 一方で、大櫛陽一グループでは、「コレステロール治療ガイドライン 2006.03」(検査値と病気 間違いだらけの診断基準・太田出版)を提示しています

 個々で、注目すべきは、「コレステロール治療」とあることです。

 解釈によっては、上述の日本動脈硬化学会による病名の「高脂」が除かれた「脂質異常症」との改名と共に、今後は、コレステロールは、動脈硬化性疾患以外の疾患や治療に中心が移ることを念頭に置いているのではとも受け取れます

 一応、高コレステロール値に注目した治療基準となっていますが、日本動脈硬化学会基準との大きな違いは、例え、心筋梗塞などの虚血性心疾患の既往がある人達にとっても、TCH<180、LDL−C<100とはしないことと設定されていることです

 つまり、低コレステロール、低LDL−Cの危険性が指摘されているのです

 大櫛グループ基準の日本動脈硬化学会基準との相違は、既に、何度も取り上げましたように、男女別、年齢別の基準値の設定が成されていることです

 LDL−Cにあって、日本動脈硬化学会での最大許容値は、低リスク群のTCH<160ですが、50歳以上の男性では、TCH<180、女性では、<190とあるのです

 TCHでは、50歳以上の男性では、TCH<260、女性では<280となっています

 つまり、大部分の人が、TCHやLDL−C低下治療の必要のないレベルの人達だと判ります

 既に、取り上げましたように、大櫛グループ基準によって、日本動脈硬化学による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」(協和企画)に取り上げられています、国内外での代表的なスタチン系コレステロール低下薬投与による大規模臨床試験の成績を解析すると、十分、合理的な治療基準だと言えます

 同じ、動脈硬化性疾患の予防、治療、治療を目的とする、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群、内臓脂肪症候群)にあっては、TCH及びLDL−Cは、その判断基準には含まれてはいないのです

 動脈硬化性疾患の予防対策が、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群、内臓脂肪症候群)に移ってしまった現状にあって、その早期予防にあっては、TCHやLDL−Cの意味が低下してしまったことを意味すると言えます

 内臓脂肪症候群と言われるように、動脈硬化の誘引に、内臓脂肪細胞が関与するアドディポカイン(アディポサイトカイン)の果たす役割が大切となってきたのだと判ります

 そして、パラメーターとしての予防、診断、治療への解明と応用が急がれているのです

 一方、TCHについては、コレステロールが果たす、体内での必須の役割と疾患との関係が重要となってきたのです

 肥満や痩せのみならず、ガン、脳出血、感染症、自殺・事故死との関係がクローズアップせれようとしているのです

 こうした状況にあって、コレステロールとその周辺について、その重要性と果たしている役割を学ぶ必要があると思います

 

 (Googleでは「スクアレン(スクワレン)とコレステロール代謝・・スクアレン(スクワレン)は、血中コレステロールとHDL−コレステロールを上げる」を取り上げています)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・・骨への影響」を取り上げています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・わが国の喫茶・茶の湯文化の始まりと歴史」を取り上げています)

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