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動脈硬化性疾患の予防と治療・・44 <2007.8.9>

 動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・大櫛グループの治療ガイドライン

 大櫛グループによる『コレステロール治療ガイドライン』では、心筋梗塞などの発症低リスク者、虚血性心疾患既往者、及び、糖尿病者にあっても、男女いづれであれ血中総コレステロール値は、180mg/dl以下、LDL−コレステロール値は、100mg/dlにはしないこととあります

 日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」(協和企画)が提唱する「脂質異常症の管理目標」とは、相違があります。

 しかし、動脈硬化学会の、その本に取り上げられており、紹介をしてきましたように、心血管死亡率の低下が認められている大規模臨床試験では、大櫛グループの治療ガイドラインに沿った治療条件となっています

 そこで、「大櫛グループの提示する治療基準」と「脂質異常症の管理目標」との相違をハッキリするために、その基準の提示とします。

 今回は、大櫛グループの 『コレステロール治療ガイドライン 2006.03』です。

 大櫛陽一著「検査値と病気 間違いだらけの診断基準」(太田出版)のpp.176~178に『付録3』として取り上げられています。

 その概略は以下の如くです。

共同著者: 大櫛陽一、 奥山治美、 田中裕幸、 山門實

・ 心筋梗塞などの発症低リスク者のコレステロール低下薬の服用を検討すべき値

              総コレステロール値(mg/dl)

 年齢         男性       女性

 20〜24      220以上     220以上

 25〜29      230以上     230以上

 30〜34      240以上     240以上

 35〜39      250以上     250以上

 40〜44      260以上     260以上

 45〜49      260以上     270以上

 50歳以上     260以上     280以上           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  注;「男女とも、血中総コレステロール値は、180mg/dl以下にしないこと」

            LDL−コレステロール値(mg/dl

 年齢         男性        女性

 20〜24      140以上     140以上

 25〜29      150以上     149以上

 30〜34      160以上     157以上

 35〜39      170以上     166以上

 40〜44      180以上     174以上

 45〜49      180以上     183以上

 50歳以上     180以上     190以上           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  注;「男女共に、LDL−コレステロール値は、100mg/dl以下にしないこと」

・ 糖尿病患者での適正コレステロール値

            総コレステロール値(mg/dl)

            男性        女性

非喫煙者    180〜260     180〜280

喫煙者      180〜235    180〜280

            LDL−コレステロール値(mg/dl)

非喫煙者     100〜180    100〜190

喫煙者      100〜160    100〜190           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 コレステロール値、LDL−コレステロール値のいづれにあっても、それぞれ、180以下、100以下とはしない条件にあります。

・ 虚血性心疾患既往症と家族性高コレステロール血症のある人の基準範囲

 「出来るだけ、総コレステロール値とLDL−コレステロール値を下げることが望ましい」とありますが、「但し、総コレステロール値を180mg/dl以下、LDL−コレステロール値を100mg/dlいかにしてはいけません」とあります。

 以上より、大櫛グループによる『コレステロール治療ガイドライン』では、性別、年齢階層別とリスク別に、その治療基準値を設定していることが判ります

 またリスクのない人、リスクのある心血管障害の既往があっても、血中総コレステロール値を180mg/dl以下に、及び、LDL−コレステロール値を100mg/dl以下にすることのないように、その治療基準が定められていることです

 (Googleでは「低コレステロールが増す疾患・・コレステロールと脳」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン」です)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・18』です)

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