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動脈硬化性疾患の予防と治療・・36 <2007.7.30>

 動脈硬化性疾患の新たなる危険因子 ・・スタチン系コレステロール低下薬と海外の臨床成績・・その1

 「我が国における代表的な大規模臨床成績」を「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」(協和企画)より紹介してきました。

 我が国では、スタチン系脂質低下薬のみでは、心血管死亡率の低下が得られていません

 そこで、上記、2007年版に取り上げられています「海外におけるスタチンを用いた代表的な大規模臨床試験」から紹介します。

 まず、心筋梗塞の既往がある患者が100%を占める臨床試験名・CAREを取り上げます。

 その結果は、主要心血管イベントは、24%の減少が得られましたが、心血管死亡率、及び、総死亡の有効な低下は認められてはいません。

 ・ 対象となった患者は、女性が14%を占め、平均年齢は59歳でした

 心筋梗塞の既往がある人が、100%を占め、糖尿病は14%でした

 試験期間は、5年で、1996年に発表された報告です。

 ・ 試験開始前と治療後の血中総コレステロール値(TCH,mg/dl),LDLーコレステロール値(LDL−C,mg/dl)は、以下の如くでした

              TCH       LDL−C

  治療開始前     209       139

  治療後        167        97                               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・ 臨床試験結果・・・イベント抑制効果・・・%低下率

    NSは、 ot  ignificant・・・有意差無しの判定

   主要血管イベント         −24

   脳卒中(致死的、非致死的)   ー31

   心血管死亡              NS

   総死亡                 NS                    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以上、試験名・CAREでは、全ての対象となった患者に、心筋梗塞の既往がある場合の治療成績です

 ・ 治療開始前のTCは209、LDL−Cは139と、いづれも、低いレベルから、治療がスタートしていることから、既に、他のスタチン系薬剤の治療を用いていた可能性が高いと言えます。

 つまり、何らかの前治療が行われていた患者が対象となっているとなりますから、結果の解釈は複雑になります。

 ・ その結果として、主要心血管イベントは、24%の減少

   脳卒中は、31%の減少を認めています。

  しかし、肝心の心血管死亡は、NSで、有効性は無かったとなります

 このCAREでの試験結果は、TCは167、LDL−Cは97と強力な低下によっても、心血管死亡率の低下には結びついていないとなります

 (Googleブログでは「低コレステロールが増す疾患・・HDL−コレステロール・・33」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・3」です)

 (はてなブログでは『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」』です)

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