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動脈硬化性疾患の予防と治療・・30 <2007.7.20>

 動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・血中総コレステロール値やLDL−コレステロール値の丸め値では、ニードに答えられない・・その4

 前々回、前回からの続きです。

 今回は、試験名・TNTについての紹介とします。

 対象者は、平均年齢61歳、女性は19%を占めています(IDEAL試験では、女性・81%、PROVE−IT・22%)。

 前回のPROVE−ITでは、心筋梗塞の既往がある人が100%を占めていましたが、TNTでは、58%となっています(IDEAL・17%)。

 糖尿病は、15%(IDEAL・12%、PROVE−IT)に認めれています。

 試験期間は、4.9年で、2005年に発表された結果です。

 今回のTNT試験の特色は、治療前のLDL−コレステロール値の平均が、158mg/dlと、既に取り上げました、LDEAL(122)やPROVE−IT(106)より、高値の患者が対象となっています。

 スタチン系薬剤治療によって、それぞれのLDL−コレステロール値の平均は、158mg/dlから、101mg/dlと77mg/dlへと低下を認めています。

 以下の如くの結果でした。

 治療に伴なっての相対危険度で示すイベントの抑制効果を%で示します。

 但し、NSは、ot ignificantを意味して、有効性を見出せなかったことを示すものです。

 ・ 主要心血管イベントの抑制低下率は、−22%に認められています。 しかしながら、心血管死亡での請うかわ認められず、NSに終わっています

  つまり、心血管イベントによる死亡率を減らす効果は無いことを意味します

 ・ 脳卒中(致死的、非致死的を含む)では、−25%のイベント低下を示しています。

  IDEAL,PROVE−ITでは認められていなかった効果です。

  但し、致死的、及び、非致死的を混合していますから、致死的効果を示したかは、不明です。

 ・ 総死亡率の低下は、NSで、効果無しとなります

 以上、主要心血管イベントの発症低下は、心筋梗塞既往者が100%を占めたPROVE−ITのー16%より低下を示したものの、心血管死亡を抑制するほどの治療効果は無しと 言う結果です。

 つまり、スタチン系薬剤投与によって、LDL−コレステロール値を低下させても、心疾患死亡を減らせないとなります

 日本のリスク管理目標値の改定は、マダマダ、必要だと言えます(Googleブログ;「低コレステロールが増す疾患・・28を参照)。

 (Googleブログでは「低コレステロールが増す疾患・・高齢化と血中コレステロール値、LDL−コレステロール値と心血管病・・28」です)

 (楽天ブログ、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・胆汁酸」です)

 (はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」』です)

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