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動脈硬化性疾患の予防と治療・・29 <2007.7.19>

 動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・血中総コレステロール値やLDL−コレステロール値では、ニードに答えられない・・その3

 前回からの続きです。

 今回は、試験名をPROVE−ITについてとします。

 対象者は、平均は58歳女性は22%を占めていました。

 特色は、全症例で、心筋梗塞の既往がある人が対象患者となっています(つまり、100%心筋梗塞の前歴のある人ばかり)

 糖尿病患者は18%を占めていました。

 試験期間は、2年で、発表されたのは2004年です。

 以下の如くの結果でした。

 治療開始前のLDL−コレステロール値(mg/dl)の平均値は、106、治療後はの平均値は、95でした。

 治療に伴なっての相対危険度で示すイベントの抑制効果を%低下率で示します。

 但し、NSは、Not Significantを意味し、有効性を見出せなかったことを示すものです。

 ・主要心血管イベントの抑制低下率がー16%認められました。 しかし、肝心の心血管死亡の低下は、NS,つまり、有効性は無しだったのです

 ・脳卒中(致死的、非致死的を含めて)の抑制低下率は、NSで、有効性は無しとの結果でした

 ・総死亡率の低下率は、NS、つまり、死亡率の低下抑制も無しとなります

 以上より、コレステロールやLDL−コレステロール値の低下療法としての積極的なスタチン系薬剤の投与が、心血管死亡も含めて、有効性が乏しいことを示す結果となっています。

 心筋梗塞の既往のある患者管理にとってのコレステロール、LDL−コレステロール低下の意味を問うものと言えます。

 (Google ブログでは「低コレステロールが発病を増す疾患・・高齢化と血中コレステロール、LDL−コレステロール、HDL−コレステロール、BMIのまとめ」です)

 (楽天ブログ、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール」です)

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