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動脈硬化性疾患の治療と治療・・28 <2007.7.18>

 動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・28・・血中総コレステロール値やLDL−コレステロール値ではニードに答えられない・・その2

 今回は、日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版」(協和企画)のpp.42~43に取り上げられています「表13 積極的脂質低下療法を行った代表的な臨床成績試験」を紹介したいと思います。

 ・まず、注目は、試験名・IDEALでは、対象患者となったのは、平均年齢が62歳、女性がほとんどの81%を占めている試験結果です。

 更年期以後の女性では、「治療ガイドライン」によるところの高コレステロール、高LDL−コレステロールでは、コレステロール低下薬のスタチン系薬剤による治療の意味を問うものとなっています。

 以下の如くの結果でした。

 4.8年間の検討で、発表されたのは2005年。

 対象患者では、心筋梗塞の既往者が17%、糖尿病12%を占めていました。

 治療前のLDL−コレステロール値(mg/dl)平均は122,治療後の平均値は81とあります。

 治療効果としてのイベント抑制効果(相対危険度)は、%低下率として示されています。

 しかし、以下のいずれのイベントも、NS; Not Significant、つまり、有効性を示さなかったということです。

 有効性を示さなかった項目; 主要心血管イベント、脳卒中(致死的、非致死的を含めて)、心血管死亡、総死亡

 以上の結果は、動脈硬化学会による「リスク別脂質管理目標カテゴリーで言うII;中リスク、又は、III;高リスク」(p.8)に属していると思われる患者でも、更年期以後の女性では、スタチン系薬剤による治療の意味は無いといえます

 この事実は、既に、取り上げましたように、総コレステロール値、及び、LDL−コレステロール値は、上昇しても、更年期以後の女性では、死亡率は変わらないとの大櫛陽一著「検査値と病気 間違いだらけの診断基準」(太田出版)の示すデータと主張の正しさを示すものとなっています

 我が、Googleブログ、楽天ブログも関連した話題を取り上げていますので、参照下さい。

 (Googleブログでは「低コレステロールが発病を増す疾患・・高齢化と血中コレステロール、LDL−コレステロール、HDL−コレステロール、BMIのまとめ」です)

 (楽天ブログ、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール」です)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」』です)



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