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動脈硬化性疾患の予防と治療ガイドライン・・9 <2007.6.18>

   動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・9

 前回からに続いたお話で、今回は、血液の凝固因子のなかで、動脈硬化性疾患の危険因子として注目されているものです。

 この領域は、まさに、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)のアディボカイン(アディポサイトカイン)として注目されているサイトカインのグループとも関連するものです

 こうしたファクター、因子が、冠動脈疾患の発症メカニズムとして共通している事実は、冠動脈硬化性疾患を、日本動脈硬化学会が、「脂質異常症」に基づいた「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」として、別にセットするのではなく、メタボリックシンドロームでの診断、予防基準と統合した基準を考えるべきだと思います。

 つまり、血中総コレステロール値やLDLーコレステロールを、敢て、アメリカなどの冠動脈疾患死の多い国より低値に設定する必要はないのです。

 日本動脈硬化学会以外の関連領域のグループと広く議論することによって、血中総コレステロール値、LDL−コレステロール値などの意味を客観化した値や意義が明らかになって、勘ぐりを受けることなくハッキリして、判り易くなると言えます。

 PAI−1・・ Plasminogen Activator Inhibitor−1

 tーPA・・ tissueーPlaminogen Activator

 PAIには、PAI−1、PAI−2、PAI−3とありますが、主要なものが、PAI-Iです。

 tーPAは、血管内皮細胞が刺激されたり、傷ついた場合に、放出されて、フィブリノーゲンから、血管内皮細胞の表面に出来たフィブリン血栓を分解を速やかにすすめる作用を持っているのです。

 PAI−1は、tーPAが必要のない時に、不必要に活性化されないように制御しているファクターなのです。

 冠動脈硬化性疾患やメタボリックシンドロームでの動脈硬化性疾患を促進する可能性のあるファクター・危険因子が、PAI−1,t−PAやフィブリノーゲンなのです

 いずれも、血管内皮細胞表面で関与している血液凝固と関連する作用物質と判ります。

血管内皮細胞表面での異常、損傷と血栓の形成が、動脈硬化の発症、動脈硬化病巣の形成に、如何に重要だと言うことを示すものです。

 それ故に、動脈硬化予防には、前回のCRPで判りますように炎症で誘発される血栓形成の初期反応を如何に抑制するかがポイントだと言うことを示唆しているのです。

 コレステロールやLDLーコレステロールが問題となるのは、それ以後になるのです。

 しかも、血中総コレステロール値とかLDLーコレステロールといった、言ってみれば“善悪混合”の大まかなパラメータとしてではなく、酸化型LDLーコレステロールやsmall dense LDLのようにサブクラスのコレステロール関連ファクターの動向が課題なのだとなるのです。

 「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」(協和企画)のp.20に取り上げられている催凝固因子は、以下の如くです。

 ・催凝固因子 ; PAI−1、t−PA、 フィブリノーゲンなど

(Googleブログでは、低コレステロール血症が増す疾患・・そう・うつ病」を取り上げています)

 (楽天ブログ、ミクシイでは「素肌美障害とスクアレン(スクワレン)・・その6」を取り上げています)

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