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動脈硬化性疾患の予防と治療ガイドライン・・2 <2007.6.6>

     動脈硬化性疾患予防の新たなる危険因子・・2

 高脂血症から「脂質異常症」と改名されて、その診断基準は、血中の総コレステロール値を除いた以外は、そのまま据え置かれています。

 しかし、「脂質異常症」とあり、症候群ではありません。

 一方の「メタボリックシンドローム、メタボリック症候群、代謝症候群」は、その病名から判りますように、「症候群」なのです。

 そして、「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版」(協和企画)のp.28に、前回紹介した続きとして、次のように書かれています。

 「したがって、メタボリックシンドロームは、高LDL−コレステロール血症と並立するものであり、その診断基準にLDL−コレステロール値は含まれていない。

 高LDL−コレステロール血症とメタボリックシンドロームが合併する場合には冠動脈疾患のリスクはより高くなり、両者に対する介入が必要である

 つまり、内臓脂肪の減少を積極的に指導しつつ、高LDL−血症を含む他の危険因子もコントロールすることが必要となる。」とあるのです。

 しかし、私は、脂質異常症、メタボリックシンドロームが誘発する動脈硬化性疾患の起因は、同じだとおもいます

 その後の病態の展開には、危険因子のファクターの関与によって修飾された変化があるにすぎないと考えます

 そうでなければ、「脂質異常症」の診断基準にある高コレステロール血症(LDL−コレステロール値≧140mg/dl),  低HDLコレステロール血症(<40mg/dl)、 高トリグリセライド血症(≧150mg/dl)は、診断上の危険因子ではなく、それぞれに「脂質異常症」の内で、分類される病態があるのかが問題だと思います。

 それとも、「脂質異常症」は、高コレステロール血症、低コレステロール血症、高トリグリセライド血症の三条件が整った時の特異な病態があると言えるのかとなります

 そうでなければ、言ってみれば、「脂質異常症」の内、高LDL−コレステロール血症だけには、メタボリックシンドロームに伴なう「動脈硬化性疾患」とは異なった病態、病気たる特異があるのかと問いたくなります。

 前述の書のp.13の「図1カテゴリーと管理目標からみた治療方針」から見れば、「脂質異常症」と「メタボリックシンドローム」のいずれによる「動脈硬化性疾患」に起因する「心血管イベント」に質的な相違はあるとは思えないのです

 「脂質異常症」は、LDL−コレステロールにより、「メタボリックシンドローム」は、内臓脂肪蓄積によりと、それぞれに誘発される「動脈硬化性疾患」の病態の特異性は、ナヘンにあるかと言いたいのです

 わたしは、両者を統合した診断基準を動脈硬化学会が単独で決めるのではなく、メタボリックシンドロームのように、関連学会が連合した検討が必要だと思います。

 そこで、「脂質異常症」と「メタボリックシンドローム」のそれぞれの危険因子を取り上げながら、高コレステロール血症だけを分けて考える必然性があるか考えて見ましょう

(楽天ブログ、ミクシイには「ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、何故に、素肌美障害となるか」を取り上げています)

 (Googleブログは「日本人のLDL−コレステロール値と死亡率」を取り上げています)

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