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高コレステロール治療ガイドライン・・10 <2007.5.30>

 我が国におけるスタチン系薬剤を用いた代表的な臨床試験・・2・・二次予防

 前回に続いて、日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版」からの紹介です。

 今回は、心筋梗塞の既往歴などを伴なった患者が多く含まれている臨床試験です。

 つまり、二次予防的スタチン系薬剤投与がなされたと言えます。

 前回の臨床試験より、コレステロール低下薬の投与を積極的に行った試験が行われたケースです。

 「積極的脂質低下療法を行った代表的な臨床試験」とあります。

 以下の如くです。

          イベント抑制効果(相対危険度)(%低下率)                                                

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 試験名    主要心血管イベント  脳卒中  心血管死亡  総死亡                                    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PROVE-IT       −16          NS    NS      NS                                      

TNT         −22          −25    NS     NS                                      

IDEAL        NS            NS    NS     NS                                      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

              NS; Not Significant・意味なし

 PROVE−IT、TNT試験では、主要心血管イベントは低下を示したと判ります。

 しかし、、心血管死亡は「NS」とあります。

 つまり、心血管死亡の減少には、スタチン系薬剤投与が役立っていないと言うことです。

 脳卒中(致死的・非致死的を含む)においては、二つの試験で「NS」、TNT試験で、−25と減少していますが、心血管イベントと心血管死亡のように区別されていませんから判り難いですが、総死亡の減少には響いていません。

 総死亡の減少にも、「NS」とありますから、スタチン系薬剤は貢献していないことになります。

 (Googleブログには、本日「日本の血中コレステロール値と死亡率」を取り上げています)

 (楽天ブログ、ミクシィには、本日は「低コレステロール血症の原因となる疾患・・ダイエット、精神不安などによる低コレステロールのローコレステアラームIによる改善」を取り上げています)

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