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高コレステロール治療ガイドライン・・6 <2007.5.23>

  「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007版」による「リスク別脂質管理目標値」

 前々回、大櫛グループによる「糖尿病患者での適正コレステロール値」を取り上げましたので、今回は「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007版」にある冠動脈疾患、糖尿病、高血圧、喫煙などの危険因子のある人達での「リスク別脂質管理目標値」を話題とします。

 但し、その管理目標値の表は、次回とします。

 その前身となった、前回取り上げました「動脈硬化性疾患診療ガイドライン2002年版」にも、「患者カテゴリー別管理目標値」が示されています。

 しかし、基本的には、コレステロール値を削除した以外は、同じですので、ややこしくしないために、2002年版基準は省略とします。

 一次予防の治療方針の先ず、第一に、「生活習慣の改善を行った後に、薬物治療の適応を考慮する」とあります。

 この事実は、大切な意味を含んでいます

 まず、血液検査値に異常が出たからと直ぐにスタチン系薬剤などを開始するなと言うことです。

 そして、検査値が異常だからと直ぐに薬を投与開始するような医者選びは止めた方が良いとなります。

 但し、家族性高コレステロール血症などのハッキリした早々の治療が必要な理由がある場合は別です。

 血液検査、「正常値」といっても、天下玉条の如く決まっているのではありません

 現に、この動脈硬化性疾患をめぐって、既に取り上げましたように、大櫛グループの「診断基準」と前々回の「糖尿病」がある場合の「管理目標値」でも、動脈硬化学会のガイドラインと異なることを見れば明らかです。

 当の日本動脈学会も、今回のように、病名を変えたり、「コレステロール値」を診療基準から除外したりするように、5年間隔ぐらいに、その基準を変えています。

 すでに、1997年には、「高脂血症診療ガイドライン」を出し、2002年には「動脈硬化性疾患診療ガイドライン」と変更しているではありませんか。

 今後も変更が続くことマチガイ無しです。

 今や、動脈硬化性疾患の原因や予防は、学術的にも、大きく変わろうとしています。

 言ってみれば、血中総コレステロールの持つ動脈硬化予防の意味が、ドンドン、低下しているのです。

 つまり、コレステロールと動脈硬化、プラーグ、血栓形成の発生以前に、動脈硬化予防としてのターゲットは「炎症」が、より大切で、重要な役割を担っていることが明らかになってきているのです

 今や、血中コレステロール値低下薬のスタチン系薬剤や血圧降下薬としてモットも持ちられているACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)やARB阻害薬(アンジオテンシン受容体拮抗薬)への期待は「炎症予防」に向かっているのです。

 こうしたお話は、またの機会とします。

 その意味で、私から見れば、「コレステロール値」は、今や、「低コレステロール」の危険を問題にすべき時だと思います。

 「ガン死」、「感染症死」、「脳出血死」のみならず、「自殺・事故死」まで、「低コレステロール値」で増加する事実は、「冠動脈疾患死」より、「予防対策」としても重要だと言えます。

 (楽天ブログ、ミクシィは、本日「低コレステロール血症の原因となる疾患・・6・・肝機能障害・・4」を取り上げています)

 (Googleブログは、本日「低コレステロールを補うニードに答える・・8です)

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