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『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・11 <2007.11.9>

動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・7・・メタボリックシンドロームの考えは変わっている・・高感度CRPがキー・・2

 動脈硬化性疾患を予防するためのマルチリスクファクター・危険因子を生理整頓して提示されているのが、現在のところ、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)と言えます

 つまり、統合した動脈硬化性疾患の予防として統一する事が期待され、求められます

 従来、個別の動脈硬化性疾患誘発の危険因子として、喫煙、血中総コレステロール値、LDL-コレステロール値などが取り上げられてきました

 しかし、日本動脈硬化学会の基準にあっても、最早、血中コレステロール値は、診断基準から削除されるほど、その意味が消失しました

 また、LDL-コレステロール値についても、量的な数値、値としての意味は、大きく低下して、今や質的な問題に課題は移っています

 逆に、血中総コレステロール値については、180mg/dl以下、LDL-コレステロール値は100mg/dl以下の低値に伴なう障害、疾病との関係に移リつつあります

 次には、酸化LDL, 及び、酸化を受けやすいSmall Dence LDLやレムナントリポ蛋白などに関心は移っています。

 一方で、古くから生活習慣、スタイルとしての危険因子として取り上げられてきた喫煙、ストレス、飲酒などの課題があります

 そして、従来問題となってきた危険因子は、酸化LDLや酸化を受けやすい血中リポ蛋白成分のみならず、生活スタイルとしての喫煙、ストレスなどにあっても、いずれも、酸化的ストレス促進作用があるとの共通性を持っていることが判ります。

 既に取り上げてきましたように、メタボリックシンドロームでは、耐糖能異常、インスリン抵抗性から始まり、内蔵脂肪細胞・組織に中心が移り、今や、慢性炎症・酸化ストレスの問題に集約されてきました

 そして、二回前から強調していますように、NCEP−ATPIIIによる2006年の提案では、最早、肥満のパラメータとしての腹部周囲径は、診断基準から外して、高感度CRPと置き換えようとしています

 高感度CRPは、慢性炎症・酸化ストレスを反映する代表パラメータとして取り上げられたのです

 酸化LDL, Small Dence LDL, レムナントリポ蛋白などのファクターに加えて、喫煙、ストレス、飲酒などの独立的な危険因子も、トドノツマリは、酸化ストレスとの関係に集約出来ると判ります。

 動脈硬化性疾患の発生は、耐糖能異常、肥満を超えて、誘発される疾患である事を考慮すれば、慢性炎症・酸化ストレスに集約出来るパラメータを危険因子として基準化する必要があります

 それが、現在のところ、高感度CRPと言えるのです。

 動脈硬化性疾患は、血管の慢性炎症・酸化ストレス病としての認識の上で、そのカラクリを検討してみます

 (楽天、ミクシイでは『「脳力」は、「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・11・・わが国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量が増してから、心疾患、脳血管性疾患死亡率は低下を続けている・・健康でイキイキ人生選択の歴史・・2』を話題としています)

 (Googleでは『オタピーラプソディー; 「脳力」で『健康力』を・・「健康力」の常識は変わるもの』を話題としています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・会所の喫茶・茶の湯・・3』を話題としています)

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低コレステロールの危険性 コレステロールは必要 コレステロールと動脈硬化

『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・10 <2007.11.8>

動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・6・・メタボリックシンドロームの変遷・・高感度CRPがキー

 メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)は、動脈硬化性疾患の予防のための危険因子を課題としています。

 メタボリックシンドロームの予防とは、動脈硬化性疾患を誘発しないようにするための危険因子を如何に制御するかとなります

 その歴史的な過程は、まず、耐糖能異常・インスリン抵抗性から始まり、脂肪細胞・組織に関連したサイトカインのアディポカイン(アディポサイトカイン)の果たす役割に、その中心は移りました

 腹部肥満に伴なう脂肪細胞・組織がアディポカインの産生分泌に深くかかわる事から、腹部肥満がメタボリックシンドロームの診断基準の重要項目となり、診断基準の必須条件となるほどの注目となりました

 しかし、腹囲設定基準が確かな基準値として定まることなく、アディポカインの果たす役割が解明、明確になるにともなって、動脈硬化性疾患に果たす誘引が、慢性炎症・酸化ストレスにフォーカスされるようになってきました

 そして、前回取り上げましたように、NCEP−ATPIIIの診断基準では、肥満のパラメータとしての曖昧な腹部周囲が診断基準としての必須項目からのみならず、診断基準項目から除外されて、高感度CRPと置換するように提言されるに至ったのです

 動脈硬化性疾患が、耐糖能異常、腹部肥満が無くとも誘発されることは間違いありません

 つまりは、必須項目から削除される必然性にあるとなります

 現在のところ、動脈硬化性疾患を誘発するマルチリスクファクターの重要項目を選考・集約するメタボリックシンドロームでは、上述の二項目に加えて、脂質代謝異常、高血圧が取り上げられています。

 しかし、そうしたマルチリスクファクターの背景にある、より統一的、単純化した動脈硬化性疾患誘発のパラメータを追求し、明確にする必要があります

 そうした知見、解明が進んでいるのです。

 そして、慢性炎症・酸化ストレスのパラメータである、高感度CRPが、メタボリックシンドロームの診断基準として浮上したのは、まずは、当然の流れだと『脳力』出来ます

 言うまでも無く、動脈硬化性疾患が、腹部肥満を必須条件としていないことは明らかで、今や、血中総コレステロール、LDL−コレステロールともども、不必要な混乱を招く個別の動脈硬化性疾患危険因子を学会ごとに主張する時代は終わってしまったのです

 朝日新聞(5月28日、2007年)で報じられた、厚労省研究班・上島弘嗣滋賀医大教授の調査報告として、『心筋梗塞や脳卒中  やせ形でもご用心 「太った人より高リスク」』となり、BMIが、明確な痩せの18.5以下では、当然と言えるどころか、普通の体型範囲と言える、BMIが25<、18.5>での結果だと言うのです

 わが国でスタートしようとしている、前回取り上げました日経新聞が指摘したように、肥満を必須項目とした『メタボ協奏曲』となり、コストーベネフィット(対費用ー便益)にあわない、動脈硬化性疾患予防対策とならいように、速やかな、マルチリスクファクターを統一するパラメータが求められていると判ります

 まずは、そのスタートにあたり、高感度CRPを加える事が求められていると提案したい

 (楽天、ミクシイでは『「脳力」は、「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・10・・わが国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量が増してから、心疾患、脳血管性疾患死亡率は低下を続けている・・7・・健康で元気に生きる選択の歴史・・1』を話題としています)

 (Googleでは『オヤピーラプソディー; 「脳力」で「健康力」を・・「健康力」の常識は変わるもの』を話題としています)

(はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・会所の喫茶・茶の湯・・3』を取り上げています)

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低コレステロールの危険性 コレステロールは必要

『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・9 <2007.11.7>

動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・5・・メタボリックシンドロームの変遷・・肥満・腹囲基準定まらず;CRPに変わる運命にありと「脳力」する

 肥満条件については、色々な問題を内包しています。

 如何様に設定すべきかとその基準が明確となって、定まってはいません。

 わが国では、腹囲をめっぐて、百花繚乱です。

 しかし、私は、動脈硬化性疾患に罹患するのは、肥満の人に限った事ではないことから、そもそも、肥満条件の設定には疑問があり、必要が無いと考えています

 少なくとも、必須項目にすることは、基本的に間違いだと思います。

 肥満基準設定の歴史と変遷、アレヤコレヤの基準について検討してみます

 ・ WHO(世界保健機構)診断基準(1998年): 耐糖能異常、インスリン抵抗性を中心とした必須条件とした上で、肥満条件は、腹部肥満として、一つの項目として、以下の条件を設定しています

  BMI(Body Mass Index)≧30kg/m2 

  またはWHR(ウエスト/ヒップ比); 男性>0.90、女性>0.85

 ・ NCEP−ATPIII(2001年): 必須条件、項目は、設定されておらず、腹囲は、一つの項目としての設定となっています

  腹囲; 男性>102cm、 女性>89cm

 ・ NCEP−ATPIII(改訂・2005年): 腹囲の基準を改定しました

  腹囲; 男性>90cm,  女性>80cm 

 以下に、腹部肥満を必須とするわが国の腹囲基準やIDF(国際糖尿病連盟)での腹囲基準の定まらない多様性を示します

 わが国の合同八学会による基準では、肥満学会主導となっているのか、腹部肥満は、男性>85cm、 女性>90cm

 IDF基準でのアジア人(日本人を含む)の腹囲基準では、男性>90cm、 女性>80cm

 つまり、同じ日本人基準としての腹部肥満は必須項目として、腹囲には、合同八学会基準とIDF基準とは異なった値となっていることになります

 折りしも、日本経済新聞は、10月29日に「メタボの診断基準に異論  予防が目線 線引き困難」として、腹囲基準のアレヤコレヤを取り上げています。

 既に、ここでは取り上げていない、国内基準としての腹囲基準の紹介です

 ・ 東北大学 今井潤教授; 男性>87cm, 女性>80cm

 ・ 京都大学 中尾一和教授; 男性>86cm、 女性>76cm

  そして、『メタボ協奏曲』として、厚労省の調査で、四十代以上の男性二人に一人、女性五人に一人が、メタボリックシンドロームや、その予備軍となり、「新たな基準を作って病気を作り出している」との批判があるとしています

 アタカモ、血中総コレステロール値を、心筋梗塞がはるかに多い欧米の240mg/dlの基準値より低い220mg/dlに設定して、“高コレステロール血症、高脂血症を作りだした」状況のようです

 動脈硬化性疾患予防としてのメタボリックシンドロームにあっての腹囲周囲基準は、日本動脈硬化学会基準2007年版における、血中総コレステロール値基準の削除同様に、取り除かれるようになる可能性が、極めて、高いと『脳力』します

 メタボリックシンドロームの呼び名も、「高脂血症」を改めて、「脂質異常症」となった如くの改名が行われ、「動脈硬化性疾患予防基準」と明確になるとの『脳力』です

 既に、Wikipediaに紹介されていますように、NCEPーATPIII基準にあって、2006年に、腹囲基準を削除して、CRP>0.65mg/Lに置換するよう提案しています

 「肥満の病的効果は、身体計測上の脂肪量そのものよりも、脂肪細胞の肥大と壊死に伴なう炎症によるという最近の知見に基づいている」とあります。

 私は、肥満があろうが無かろうが、「慢性炎症・酸化ストレス」が、動脈硬化性疾患誘発の必要条件となっていると『脳力』していますから、その幕開けとしての提案だと評価します

 (楽天、ミクシイでは、『「脳力」は、「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・わが国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量が増加してから死亡率は減少を続けている・・6・・まとめ;戦後と今日との炭水化物、脂肪、タンパク質摂取量の差』を話題としています)

 (Googleでは『オタピーラプソディー; 「脳力」で「健康力」を・・「健康力」の常識は変わる」を話題としています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・32・・会所の喫茶・茶の湯』を話題としています)

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低コレステロールの危険性 コレステロールは必要

『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・8 <2007.11.5>

動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・4・・メタボリックシンドロームの歴史と重要ファクターの変遷・・耐糖能異常から、肥満に注目が

 前回取り上げましたように、SyndromeX、死の四重奏にあって、耐糖能異常がインスリン抵抗性として注目、次には、上半身の肥満が、動脈硬化性疾患のマルチ リスクファクター シンドローム(Multipule Riskfactor Snddrome)の概念のキー危険因子としてして、既に注目されたのです

 続けて、インスリン抵抗性症候群としての肥満から、肥満にあっても、内臓脂肪症候群として、内臓脂肪細胞が分泌する生理活性サイトカインのアディボカイン(アディポサイトカイン)に、その役割、注目が集まるようになりました(Matuzawa,Y. et.al.; Molecular Mechanism of Metaboric SyndromeX: Contribution of Adipocytokines adipocyte-derived bioactive subustances. Ann.NY Acad. Sci. USA,892,146~154,1999)。

 そして、メタボリックシンドロームXは、国際的に、Xは取り除いた、メタボリックシンドロームと呼ぶことに統一されたのです

 内臓脂肪細胞や組織が分泌するアディポカイン(アディポサイトカイン)の研究が進んだのです。

 そして、耐糖能異常としてのインスリン抵抗性を誘発するカラクリが、内臓脂肪組織に取る、上述のアディポカインが関与している事が明確になってきました

 つまり、耐糖能異常を誘発する機序は、より上流 に位置している、脂肪細胞・組織の分泌するアディポカイン(アディポサイトカイン)の関与する支配・役割がキーだと判ってきたのです

 そして、危険因子としての、内臓脂肪蓄積、耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧に関与するアディポカイン(アディポサイトカイン)の作用メカニズムの解明が、動脈硬化性疾患の発生抑制となり、予防につながるとなってきたのです

 メタボリックシンドロームの診断基準も、内臓脂肪の蓄積を示す腹部肥満を必須項目とする提言がなされるようになったのです。

 その代表が、国際糖尿病連盟の提示するIDF基準と日本のメタボリックシンドローム診断基準検討委員会と言われる肥満学会を中心とする八学会が参加して決めた診断基準と言えます。

 腹部肥満を必須としていますから、腹囲をどのように設定するかで、アレヤコレヤの議論、異論が出ているのは、腹囲が生命線ともなりかねないからです

 取り分け、わが国の腹囲基準が、男性≧cm、女性≧90cmと、女性の方が、大きく設定されていることから、異論・話題となっている事実は、ご存知の通りです

 一方では、腹囲肥満を必須としない診断基準の流れがあります

 世界保健機関が設定するWHO修正基準(1998年)と、アメリカのNational Cholesterol Education ProgramのよるNCEP−ATPIII(2001年)のよるメタボリックシンドローム診断基準では腹部肥満は必須項目とはしていません

 皆さん、お判りのことと思いますが、動脈硬化性疾患は、何も、肥満の人にだけ発症する病気でないことは明確ですので、腹部肥満を必須項目とすることは、動脈硬化性疾患の問題解決となるゴールを目指した診断基準としては無理があることは、明らかです

 わが国では、動脈硬化性疾患の予防に、肥満を必須項目とした診断基準で、開始されようとしていますから、腹囲基準を何センチに設定するかより、片手落ちの矛盾がある予防対策となることは、早晩、予想される、困った状況になると『脳力』出来ます

 つまりは、わが国では、動脈硬化予防対策の解決としてのゴールを目指す上で、コレステロール ドグマに続いて、腹部肥満のcmが,何かと発展障害となりそうな予感がします

 次には、腹部肥満を必須項目としない診断基準の流れを考察することにします。

 (楽天、ミクシイでは『「脳力」は、「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・8・・わが国は、戦後、動物性脂肪やタンパク質摂取量が増してから、心疾患、脳血管疾患の死亡率は減少を続けている・・5・・動物性タンパク質の摂取量の変化』を話題としています)

 (Googleでは『オタピーラプソディー;「脳力」で「健康力」を・・「健康力」の常識は変わる』を話題としています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・32・・会所の喫茶・茶の湯』を話題としています)

その他の「低コレ&ローコレ日記」シリーズ
低コレステロールの危険性 コレステロールは必要

『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・7 <2007.11.2>

動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・3・・メタボリックシンドロームの歴史と重要ファクターの変遷 ・・まず、インスリン抵抗性から

 動脈硬化性疾患の危険因子として、耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧に加えて、肥満、禁煙などが問題となってきました。

 そうした、動脈硬化性疾患の発症リスクを伴なう因子の一つ一つが独立した因子としてではなく、集積する事によって、その発症リスクが著しく増大する可能性が問題となり、追及されるようになったのです

 そして、動脈硬化性疾患を予防する上で、発症リスクの重要性と診断基準に必要なファクターを選択、統一する努力がなされるようになりました

 そうした背景に、重要となる危険因子の集積をして診断基準を統一すべく、疾病概念を国際的に統一した呼称として、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)と名づけたのです。

 まず、動脈硬化性疾患の危険因子としての注目は、インスリン抵抗性、耐糖能異常、高インスリン血症の示すリスクが注目され、シンドロームXと名づけられて、1988年にリーベンのよって提言されました(Reaven,G.M.; Role of Insulin Resistance in Human Diesese. Diabetes,37,1595~1607,1988).

 そこで取り上げられました危険因子は、上述のインスリン抵抗性、耐糖能異常、高インスリン血症に加えて、脂質代謝異常として、高VLDL,及び、高中性脂肪血症、低HDL-コレステロール血症に、高血圧でした。

 いずれにしましても、その後に続く、メタボリックシンドーロームの概念の提言者としてのリーベンによって、発展、進歩する重要な仕事になったのです

 注目すべきは卓見は、脂質代謝異常の危険因子に、高コレステロール血症が、始めから取り上げられていない事です

 そして、高中性脂肪に加えて、高VLDLを問題視した事実は、その後の発展に大きな意味があります。

 今日、VLDLは中性脂肪を沢山含み、酸化ストレスを受け易い、small dence LDLへの代謝異常が、レムナントリポ蛋白ともども、メタボリックシンドロームの重要な病態に関与している事間違い無しです

 酸化LDL産生に深くかかわっているのです。

 遠からず、酸化LDLは、動脈硬化性疾患のキーパラメータとして、高感度CRPと共に、LDL-コレステロールに取って代わる、と『脳力』できるのです

 続く、synromeX提言の翌年(1989年)には、カプランによる、死の四重奏にあって、上半身肥満が加わり、その後、今日に続くメタボリックシンドロームへの危険因子の基本は、設定されたと言えます(Kaplan,N.M.; The Deadly Qualtet, Upper-body Obesity, Gucose Intolerance, Hyperglyceridemia, and hypertension. Arch. Intern. Med.,149,1514~1520,1989.)。

そして、アディポサイトカイン(アディポカイン)研究へと追求が進み、発展していくのです。

 (楽天、ミクシイでは『「脳力」は、「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・7・・わが国は、戦後、動物性脂質とタンパク質摂取量が増してから、心疾患、脳血管疾患の死亡率は減少を続けている・・4・・動物性脂質摂取量の変化』を話題としています)

 ((Googleでは『オタピーラプソディー; 「脳力」で「健康力」を・・「健康力」の常識は変わる』を話題としています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・31・・会所の喫茶・茶の湯』を話題としています)

その他の「低コレ&ローコレ日記」シリーズ
低コレステロールの危険性 コレステロールは必要

『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・6 <2007.10.31>

動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・2・・動脈硬化性疾患の統一した診断基準を考えよう・・1

 動脈硬化性疾患の危険因子として、耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧、禁煙などが考えられてきました

 しかし、それぞれが独立した危険因子として動脈硬化性疾患を解決する事は困難と判ってきました

 そうした因子の集積によって動脈硬化性疾患の発生リスクが高まるとの事実から、リスクの集積した状態をひとつの病態として追求しようとしているのです

 その病態をメタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)と呼ぶことに、まずは、国際的に統一したのです

 つまりは、メタボリックシンドロームと名づけて、動脈硬化性疾患の病態を解明して、解決しようとのゴールがあると判ります。

 表に表れた危険因子群に拘るのではなく、その病態の背景に迫る事による問題解決をしようとの姿勢です

 従来、動脈硬化性疾患の病因の元祖の如くに考えられてきた、血中総コレステロール値やLDLーコレステロール値は、脂質代謝異常の中で、さらに個別の危険因子としての存在の意味があるかを問われている状況にあります。

 日本動脈硬化学会は、まずは、血中総コレステロール値は、前回の2002年での改訂で、参考値としての意味と位置づけたのですが、更に一歩進んで、2007年度4月の改訂では、はっきりと削除する事になったのです

 そして、次には、血中LDL−コレステロール値の量的な値が、動脈硬化性疾患の危険因子としての意味の存在価値が問われる事になったのです

 酸化LDL, small dence LDL, レムナントリポ蛋白などに、取って代わられる可能性は高いと思います。

 私は、コレステロール及びLDL−コレステロールの、統合的な動脈硬化性疾患の病態解明への関与としては、血管、脂肪組織などの動脈硬化性疾患に伴なう構造変化、つまり、リモデリング・再構築の終末過程で、中性脂肪のようにマクロパージが代謝・消化出来ないために残ることにあると思っています

 しかし、メタボリックシンドロームが求める、今だ未病状態での動脈硬化性疾患の初期の課程での関与は薄いと言えます

 それ故に、メタボリックシンドロームでの危険因子としての診断基準に、血中総コレステロール値及びLDL−コレステロール値が含まれていない事実は、脂質代謝異常の危険因子としての重要ファクターとなっていないことを示すものです

 そして、コレステロール低下薬としてのスタチン系薬剤の効用も、今や、血管内皮細胞、平滑筋細胞などの血管壁構成細胞の細胞内シグナル伝達系への作用、抗炎症作用が注目されて、その薬効のシフトを急いでいると言ってよい状況にあります。

 コレステロールについては、高コレステロールから、低コレステロールが問題になる状況にあると思います

 (楽天、ミクシイでは『「脳力」は、「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・6・・今や、一日摂取カロリーは、敗戦直後の1,900kcalレベルにある』を話題としています)

 (Googleでは『オタピーラプソディー; 「脳力」で「健康力」を・・2・・「健康力」の常識は変わる』を話題としています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・31・・会所の喫茶・茶の湯』を話題としています)

その他の「低コレ&ローコレ日記」シリーズ
低コレステロールの危険性 コレステロールは必要

『脳力』でメタッボリックシンドロームを予防する・・5 <2007.10.30>

 動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・1・・動脈硬化性疾患の診断基準の変遷と、その意味・・血中総コレステロール値は消えた

 同じ、動脈硬化性疾患の予防のための危険因子を規定する診断基準であるはずの、日本動脈硬化学会の診断基準とメタッボリックシンドーローム(メタボリック症候群)の診断基準の変遷・歴史とその危険因子の内容について検討してみます

 多くの人達は、今まで強調されてきた血中コレステロールは、日本動脈硬化学会による診断基準から、突如として、削除され、その理由、意味は、どうなっているか、混沌状態にあると思います。

 加えて、近年、動脈硬化予防の前面に躍り出てきたメタボッリクシンドローム(メタボッリク症候群)には、血中総コレステロール値やLDL−コレステロール値は、危険因子の診断基準として取り上げられてはいません

 メタボリックシンドロームにあっては、耐糖能異常、肥満・内臓脂肪、高感度CRPと、動脈硬化性疾患予防の診断基準をめっぐて、その中心を変えています

 まず、今回は、日本動脈硬化学会による動脈硬化予防の診断基準の変遷についての検討とします

 日本動脈硬化学会の規定する「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」も、同じ、動脈硬化性疾患の予防のための危険因子を考慮した診断基準なのです

 歴史的な流れを検討してみますと日本動脈硬化学会は、1987年以来、血中総コレステロール値を220mg/dlの基準値を提唱して、それ以後の1997年の「高脂血症診療ガイドライン」、2002年の「動脈硬化性疾患診療ガイドライン」として改訂されてきました

 その間、血中総コレステロール値は、終始一貫して、コレステロール値は、220mg/dl の基準値を設定して、LDL−コレステロール値と共に、動脈硬化性疾患予防の中心に据えてきました

 しかし、前述の2007年4月の改訂では、遂に、血中総コレステロール値は、診断基準からは、削除してしまった上で、従来の疾患名「高脂血症」を「脂質異常症」と改名してしまったのです

 この事実は、如何な説明をしようと動脈硬化性疾患予防における、血中コレステロール値の危険因子としての診断的価値が低下している事を示す歴然とした学術的変遷を示すものです。

 そして、LDL−コレステロール値を基準とした診断基準となっています

 しかし、今や、ただ単に、LDL−コレステロール値の基準値が、160mg/dlだとかの値を話題とする、ただ単なる量的な値を問題とする時代は終わりを迎えようとしています

 つまり、早晩、血中総コレステロール値の運命と同様、LDL−コレステロール値も診断基準から削除され、その値に一喜一憂することは終わりとなるでしょう

 そして、次は、リポ蛋白質の質的な問題となることマチガイなしだと『脳力』出来ます

 まずは、酸化を受けやすい、small dence LDLやレムナントリポ蛋白が注目され、危険因子として浮上し、酸化LDL値がLDL−コレステロール値に取って代わることになるでしょう

 質的な問題としての血中リポ蛋白質の酸化ストレスの受け易さ、慢性炎症の誘発から、動脈血管の動脈硬化性としてのリモデリングを誘発する危険因子への変遷となるのです。

 そうした、動脈血管のリモデリングを誘発する、Multiple Risk Factorの代表となるのが、メタボリックシンドロームで問題となるサイトカインの「アディポカイン(アディポサイトカイン)」なのです

 そうしたアディポネクチン(アディポサイトカイン)などのMultiple Risk Factorによるアンバランスによる動脈硬化性疾患を誘発し易い危険状況を反映するバイオパラメーターとして、高感度CRPが浮上しているのです

 次回は、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)の診断基準と、その概念の変遷史を検討しましょう。

(楽天、ミクシイでは、『「脳力jは、「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・5・・死亡率は、BMI=24が一番最低』を話題としています)

 (Googleでは『オタピー ラプソディー; 「脳力」で「健康力」を征する・・2・・「健康力」の常識は変わる』を話題としています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・31・・会所の喫茶・茶の湯』を話題としています)

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低コレステロールの危険性 コレステロールは必要

『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・4 <2007.10.17>

 動脈硬化性疾患の予防は、慢性炎症予防がキー・・4・・メタボリックシンドロームの診断基準・・ウイキペディヤ (Wikipedia)の診断基準のまとめがグー

 国際的な呼称として統一された「メタボリックシンドローム」は、「耐糖能異常」として始まり、「肥満と脂肪細胞」から、サイトカインの「アディボカイン(アディボサイトカイン)」の役割、作用に、その中心は、移ってきました

 そして、今や、問題となるのは、「炎症」と「酸化ストレス」にフォーカスされてきました

 『単球ーマクロファージのライン』と『血管内皮細胞』との「攻防」が、『動脈硬化性疾患』予防と『治療』の『攻略』の目標として、クリヤーすべき『ゴール』となりました

 今や、内臓脂肪蓄積のパラメータとして、「肥満」は、必須条件ではなく、耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧と並列される項目としての評価が、必然性ある、正しい流れと、私は『脳力』します

 「メタボリックシンドローム」が果たすべき役割は、「動脈硬化性疾患の予防」にあることを忘れてはならないのです

 その「メタボリックシンドローム」の診断基準としての流れを、Wikipedia日本語版「メタボリックシンドローム」にあって、「日本人のための様々なメタボリック症候群診断基準」として、取り上げていますので、その変遷をはっきりさせるように整理して紹介します

 今後のわが国の「メタボリックシンドロームの診断基準」の変遷を予告するものです

 I; 肥満が必須条件の診断基準

 1. 世界糖尿病連盟(IDF)基準(2005年)

    腹囲; 男性90cm、女性80cm以上が必須。

    加えて、以下の項目中2項目以上。

    ・ 血圧 130/85mmHg以上。

    ・ 中性脂肪 150mg/dl以上。

    ・ HDL−コレステロール 男性40mg/dl、女性50mg/dl未満。

    ・ 血糖 100mg/dl以上。

 2. 日本肥満学会(JASSO)基準(2005年)

    腹囲 男性85cm以上、女性90cm以上が必須。

    加えて、以下の項目の2項目以上。

    ・ 血圧 130/85mmHg以上。

    ・ 中性脂肪 150mg/dl以上、または、HDL−コレステロール40mg/dl未満。

    ・ 血糖 110mg/dl以上。

 3. 九州大学(久山研究グループ)の提案(2006年)

    上述のJASSO基準の腹囲を、男性 90cm, 女性 80cm以上に改変したもの。

 II; 肥満が必須条件ではなくなった診断基準

 1. 改訂NCEP−ATPIII基準(2005年)

   (NCEP−ATPIIIは、2001年に簡便な診断基準を提示している。)

   (NCEP−ATPIII; National Cholesterol Education ProguramーAdult Treatment Panel−III)

   ・ 腹囲 男性90cm、 女性80cm以上。

   ・ 血圧 130/85mmHg以上。

   ・ 中性脂肪 150mg/dl以上。

   ・ HDL−コレステロール 男性40mg/dl, 女性 50mg/dl未満。

   ・ 血糖 100mg/dl以上。

 III; 腹囲の診断基準から外した診断基準

 1. 改訂NCEP−ATPIII(2006年: 再々のNCEPT−ATPIIIによる改定)

   上述の改訂NCEP−ATPIII・2005年版にある腹囲を項目から外して、代わりに、CRP(C反応性タンパク、C Reactive Protein)に置換されたのです。

   ・ CRP 0.65mg/dl以上。

   ・ 血圧 130/85mmHg以上。

   ・ 中性脂肪 150mg/dl以上。

   ・ HDL−コレステロール 男性 40mg/d、女性 50mg/dl未満。

   ・ 血糖 100mg/dl以上。

 以上、ハッキリしたことは、遂に、「肥満」の測定としての「腹囲」の測定が、除かれたことです

 つまり、「メタボリックシンドローム」の歴史は、耐糖能異常から始まり、肥満ー内臓脂肪蓄積から、「慢性炎症・酸化ストレス」へと変遷したということです

 肥満による内臓脂肪蓄積は、アディポカイン(アディポサイトカイン)分泌のアンバランスに伴なった『慢性炎症・酸化ストレス』が問題として集約されて、まずは、CRP測定をパラメータの代表としたと言えるのです

 『慢性炎症・酸化ストレス』は、肥満によってのみ起こるとはいえないのです

 痩せでも、心筋梗塞や脳梗塞は、誘発されることは、珍しくありません

 つまり、痩せの人でも、『動脈硬化』は誘発されることを内包した説明が可能としなければなりません

 それ故に、「動脈硬化性疾患予防・治療」にとって、「慢性疾患・酸化ストレス」に集約された必然性があります

 次の『メタボリックシンドローム』の診断基準の改訂は、CRPや、それに優る炎症マラメータ、活性酸素腫の測定など『慢性炎症・酸化ストレスパラメータ』が、必須項目となるを予言できる『脳力』を感じます

 そして、とどのつまり、『動脈硬化性疾患』は、「慢性炎症・酸化ストレス」を如何に制御すべきかとなったと、『脳力』できるのです

 それぞれの学会による個別の診断基準を主張するのではなく、『動脈硬化性疾患の予防・治療』の課題を解決しようとのゴールが求められています

 (楽天、ミクシイでは『「脳力』は素肌美、抗加齢に通ず・・わが国で、動物性脂質とタンパク質摂取が増してから、動脈硬化性疾患の死亡率は低下が始まった』を話題としています)

 (Googleでは『オタピーラプソディー; 「脳力」で「健康力」を』話題としています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・会所の喫茶・茶の湯』を話題としています)

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『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・3 <2007.10.16>

 動脈硬化性疾患の予防は、慢性炎症予防がキー・・3・・メタボリックシンドロームの診断基準・・メタボリックシンドロームは、未病状態の病態の集まり

 メタボリックシンドロームは、メタボリック症候群、代謝症候群などとも言われています。

 その危険因子として、肥満、耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧が取り上げられているのです

 しかし、具体的に、肥満、糖尿病、脂質代謝異常症、高血圧といった診断されて、治療を必要とすることを意味ではないのです

 つまり、それぞれの疾患については、今だ、未病状態の危険性にあるのが、本来の条件なのです

 一人の人に、未病状態で、上述した危険因子状態、又は、病名がつけたれるような状況にあり、その病態の重積が、動脈硬化を引き起こし易いとのことです

 本来は、動脈硬化性疾患の予防をするために、『メタボリックシンドローム』状態、病態にあるから、注意、改善する必要があるとの自覚を持つ必要があることを意味するのです

 メタボリックシンドロームの呼称は、現在、国際的に統一された呼び方をすることになっています

 しかし、元々の始まりは、糖尿病からで、その関連が注目され、まず、シンドロームXと呼び、その後、死の四重奏、インスリン抵抗症候群と呼び名は変わりました

 次第に、耐糖能異常のない人で、肥満に伴なう内臓脂肪の蓄積が、より問題となるようになり、内臓脂肪症候群、マルチプルリスクファクター症候群との呼称などを経て、現在のメタボリックシンドロームとの呼称が、国際的に統一されて、用いられるようになったのです

 マダマダ、その呼称は、その診断基準が変わるのと同様に、変更される状況にあると思います

 私の『脳力』を働かせたレベルで言えば、次は、「慢性炎症症候群」、「酸化ストレス症候群」などを予想します

 そうした、病名的な変化は、何も、珍しいこととは言えません

 同じ様に、本来、動脈硬化性疾患の予防としての意味だったにもかかわらず、高コレステロール血症、高脂血症との病名をつけた、血中コレステロール値を低めに設定してきたのですが、その後の矛盾、発展に、とうとう耐え切れずに、「高脂血症」の病名を「脂質異常症」と解明しました

 加えて、診断基準から、血中総コレステロール値は、排除して、LDL−コレステロール値によると変えてしまいました

 高コレステロールや悪玉コレステロールが、動脈硬化の諸悪の根源として、広く、即、コレステロール低下薬を投与され、健康食品に群がってきた現実を見ると、何か、納得がい気がすることと思います

 いずれにしても、今回の日本動脈硬化学会による変更は、血中総コレステロール値による診断基準は、最早、耐えられなくなったこと、及び、安易で、医療費の無駄使い的なコレステロール低下薬の投与を問題視したことは、進歩と言えます

 しかし、私は、今度は、LDLーコレステロール値による診断基準では、耐え切れずに、次は、酸化LDL−コレステロール値、或いは、small dence LDLやレムナント値の変わる可能性が高いと『脳力』しています。

 ここで、指摘しておきたいことは、メタボリックシンドロームも、脂質異常症(高コレステロール血症、高脂血症改め)も、未病状態の病態であって、動脈硬化性疾患の予防のための診断基準だということです

 もちろん、即、治療の必要なレベルまで、放置していた人は、例外として、すぐには、病名がついて、投薬治療が必要だと言う意味ではない予備的で要注意、改善対策が必要であり、動脈硬化性疾患の危険性が高い可能性ありとの意味です

 マダマダ、メタボリックシンドロームしろ、脂質異常症にしろ、その意味は、変わっていくと認識しておく必要があるということです

 近い将来には、メタボリックシンドロームと脂質異常症は、同じ、動脈硬化性疾患の予防基準として、統一される運命にあること間違いなしと予想します

 動脈硬化予防として、同じ脂質の異常についてを問題にしながら、『メタシンドローム基準』では「脂質代謝異常; 高トリグリセライド(中性脂肪)、低HDL−コレステロール」が基準となり、『脂質異常症基準』では、「高LDLーコレステロール」が基準となっているのは、例えば、同じ動脈硬化による心筋梗塞に、それぞれによる病態に相違がなければ、一体、何のためと、理解に苦しむことになります

 多くの人達は、不明瞭な情報発信に、不必要な不安感に陥り、不必要な投薬を受けたり、“血液どろどろ”,“悪玉コレステロール”のような、キャッチコピー的な宣伝の商品に踊らされかねません

 動脈硬化性疾患の予防は、ガン予防と同様に、現在のところ、是でよしといかないから、アレヤコレヤとニュースになるのです

 つまりは、あまり、固定な知識には縛られず、話題性のある病名が、色々変わるうちは、まだまだ、確定的なことではないと、人生自分流が良いと冷静に、楽しく過すのが得策と考えるのも『能力』

 動脈硬化性疾患の予防法で、ノーベル賞を受ける人がでたら、ようやく、確からしいぐらいの心構えの自己責任で過すのも、一考と思います

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『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・2 <2007.10.15>

動脈硬化性疾患の予防は、慢性炎症予防がキー・・2・・メタボリックシンドロームの診断基準・・肥満は表に表れた現象

 メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)は、症候群と言うことで、糖尿病、ガンというような病因が、ハッキリしているとはいえないのです

 歴史的な経過から検討します。

 ・ まず、インスリン抵抗性、インスリン耐性、インスリン作用の低下といわれる所以から始まっている病態です。

 つまり、インスリン抵抗性による耐糖能異常が問題となるのです

 インスリンの抵抗性が、肝臓、骨格筋に加えて、脂肪細胞などのインスリンが標的としている臓器、組織での糖代謝能の低下する病態から問題となったのです

 耐糖尿異常は、脂肪細胞に中性脂肪(トリグリセライド)の蓄積を誘発し 、脂肪細胞が、内臓脂肪として蓄積することになるのです

 つまり、お腹が膨らむ肥満となるのです。

 加えて、肥大化した脂肪細胞・脂肪組織は、サイトカインの仲間のアディポカイン〈アディポサイトカイン)の分泌異常を起こすようになるのが問題なのです

 つまり、肥満は、脂肪細胞が蓄積・増加したことを示し、アディポカインの分泌異常を誘発するようになることが、動脈硬化を誘発、促進するファクターとなることが、次に、問題なのです

 サイトカインとは、既に、数百種類が発見されており、細胞が分泌するタンパク質で、細胞に情報を伝達する作用物質で、細胞の増殖、分化、細胞死のみならず、免疫、炎症、創傷治癒などに関係しているのです

 ホルモンが、分泌する臓器があるのに対して、サイトカインは、細胞が分泌するなどの一応の区別がありますが、ハッキリとはしていません。

 中には、両方に分類されることがあります。

しかし、耐糖能異常を伴わないアディポイン分泌異常もあることが判ってきました

 ・ そこで、内臓脂肪蓄積を伴う「肥満」が、重要となったのです。

 内臓脂肪細胞は、皮下脂肪と比べて、耐糖能異常、インスリン抵抗性を誘発やアディポカインを分泌するパワー・機能が強いから問題となるのです

 つまり、腹部型の肥満が内臓脂肪細胞の蓄積を意味しており、その脂肪細胞がアディポカイン(アディポサイトカイン)の分泌異常を引き起こして、動脈硬化性疾患を誘発、促進するとなるのです

 肥満、耐糖能異常による血糖の上昇に加えて、脂質代謝異常、血圧上昇が、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)の診断基準に入っています

 その理由は、脂質異常(中性脂肪、HDL−コレステロール)、高血圧が、動脈硬化の促進をするようになるからです

 加えて、喫煙、ストレス、炎症などの酸化ストレスを増す誘引となることが、危険因子となります。

 脂質異常とありながら、同じ動脈硬化性疾患の予防として、諸悪の根源の如く取り上げられてきた血中総コレステロール、及び、LDL−コレステロールは、診断基準の危険因子とはなっていません

 つまり、耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧などを伴う肥満や慢性炎症・酸化ストレスによる動脈硬化性疾患予防にあって、あまり重要な位置を占めていないといえるのです

 脂肪細胞・脂肪組織が、分泌するアディポカイン分泌異常が、メタボリックシンドロームの重要な動脈硬化を誘発・促進作用を持つことになるのですが、動脈硬化は、肥満の人達だけに起こる病気とは言えません

 肥満が無い人でも、逆に、痩せの人達にも動脈硬化は誘発されます

 その理由を考え、説明する必要があります

 アディポカイン分泌異常による障害は何かを『脳力』する必要があります

 つまりは、表に表れた肥満、耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧、喫煙、ストレスの裏に、共通するものは何かと『脳力』するのです

 ・ 結局は、慢性炎症、酸化ストレス(活性酸素障害)が基本的な問題だと集約できます

 酸化的ストレスは、炎症を誘発します

 つまりは、酸化的ストレス、炎症、取り分け、慢性炎症が、動脈硬化誘発・促進となるとなります

 ・ もう一つ、頭においておく必要があるのは、つい最近、今年のノーベル賞受賞対象となった遺伝子をノックダウンする技術で話題となり、日本人女性研究者が関与したような「動脈硬化遺伝子」などの遺伝子の役割の解明です

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低コレステロールの危険性 コレステロールは必要

『脳力』でメタボリックシンドロームを予防する・・1 <2007.10.12>

動脈硬化性疾患の予防は、慢性炎症病予防がキー・・1・・コレステロールは、マクロファージの都合

 全身に酸素と栄養成分を分配し、不要となった成分を回収する役目は、動脈血管のみならず、静脈血管の果たす役割が大切となります。

 つまりは、全身の生命現象を営むための管理運用にとって、キーであり、加齢障害の予防に、極めて、重要な役割を果たしているのです。

 『素肌美力』障害となることは言うまでもありません。

 『抗加齢』にとって、動脈硬化性疾患の予防が注目されている所以となります

 従来、動脈硬化性疾患に伴なった動脈血管の病理所見で、プラーグの形成、アテローム変性が、そのターミナルステージとして観察されて、目を奪われてきました

 マクロファージ(食細胞)が、血管内皮下で、コレステロールを貪食した結果の細胞・泡沫細胞や、その残骸が残る所見が目立ち、顕著となるために、コレステロールが諸悪の根源の如くの認識となってきたのです

 一方、メタボリックシンドロームから、検討するとき、 脂肪細胞には、中性脂肪(トリグリセライド)が蓄積され、脂肪組織には、マクロファージが浸潤してきます

 脂肪細胞が分泌するサイトカインである、アディポネクチン(アディポサイトカイン)が分泌され、ここでも、マクロファージの浸潤を誘発することになるのです

 動脈血管では、炎症に伴なって白血球が関連する一連のサイトカインが放出され、関与して、血管壁を通過して、リンパ球、マクロファージが誘導されて、炎症部位を修復しようとします

 そこでも、メタボリックシンドロームに起因するアディポカインが関与する細胞障害性因子、血液凝固阻害因子、血管内皮障害因子の分泌が誘発されます

 その修復治癒過程で、マクロファージは誘導されことになるのです

 しかし、マクロファージは、酸化LDLを貪食しても、中性脂肪は、消化することができるのですが、コレステロールを分解する酵素系がありませんから、ドンドン、蓄積することになり、その結果が、泡沫細胞とその残骸としての姿、病態となるのです

 つまり、修復障害の結果として中性脂肪は消えて、コレステロールが、見かけ上、残ってしまった姿、残影と言えます

 それ故に、そこまで進行してしまった状況は、現在、ガンでいえば、進行ガン状態といえます。

 以上より、今や、動脈硬化性疾患の誘発は、如何に、血管の炎症反応に伴なう創傷治癒過程をスムーズに終了することによって、阻止するかにあると判ります

 その過程が阻害されたり、障害を受けると、動脈硬化性変化に連なリ、促進されるかとなるのです

 動脈硬化は、今や、“コレステロール病”ではなく、「炎症病」といった方が良いと判ります

 取り分け、慢性炎症を如何にコントロールするかが、動脈硬化の最善の予防となるのです

 初期炎症に伴なう血管の修復・治癒過程に障害となり、逆に、炎症誘発の促進に働くのが、メタボリックシンドロームに伴なって分泌促進されるアディボカイン〈アディボサイトカイン)なのです

 修復機転で、低コレステロールがあれば、血管の障害は続くことになるのです

 コレステロールがあれば、感染症死亡率が増す事実からも、動脈硬化予防には、血中総コレステロール値は、≦180、LDL−コレステロール値は、≦100とする意味の大きさが理解出来ます

 コレステロールに拘っていると、動脈硬化予防は、泡沫に帰すと言えます

 『脳力』で、動脈硬化を予防しましょう

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(はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・茶礼の喫茶・・夢窓疎石』を話題としています) 

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